口腔がん こんな時は注意です その2

 前回「痛み」「口内炎」「出血」「はれ」は注意が必要ですと書きましたが、今回は他の注意すべき点をあげてみます。


・舌、歯肉、粘膜に赤斑(赤い部分)がある
粘膜はもちろん赤いのですが、紅のように赤くすこし硬い感じがしたら紅板症というもの かもしれません。
紅板症は前がん病変(がんになる前の症状)といわれ約半分ががんになっているといわれ ています。

・舌、歯肉、粘膜に白斑がある
赤ではなく白くなることもあります。
これは白板症といわれる前がん病変で6~10%ががん化するといわれています。

・舌や口の中にしびれ、麻痺感がある
がんが神経をおかすとしびれなどが起こることがあります。
舌が動かしにくいなどの症状が出ることがあります。

・首のリンパ節が3週間以上腫れている
首のリンパ節が腫れることがあります。
風邪やむし歯、歯周病などの炎症でもリンパ節は腫れますが通常それらは炎症がひけばリンパ節の腫れもひきます。
そのような自覚もなくリンパ節が腫れているときは注意が必要です。

どうでしょうか。
これらの症状がある場合は一度歯科でみてもらってください。
また週に一度は鏡で口の中もチェックしましょう。
出血があればそれはがんでなくても歯周病かもしれません。
またむし歯も痛くなる前に治療したほうが単純な治療で済みます。

では次はどのような人ががんになりやすいか紹介していきます。
2018年02月06日