代用甘味料はどのようなものがあるのでしょう

 代用甘味料の性質を書いてみましたが、代用甘味料はいろいろな種類があり、特徴もあります。

マルトース 麦芽から作られるので麦芽糖とも呼ばれます。
むし歯菌の栄養にはなってしまいますがグルカンを作らせません。
また砂糖と混ざっていてもグルカンを作らせません。

パラチノース むし歯菌の栄養素にもならずグルカンも作りません。
また砂糖と一緒にとってもグルカンが作られるのを邪魔します。
消化吸収速度が穏やかなので血糖値が上がりにくく糖尿病患者さんの飲食物の砂糖代わりに使われます。

キシリトール むし歯菌の栄養になりません。
またグルカンも作りません。
しかし砂糖と一緒にとると砂糖がグルカンを作るのは邪魔できません。
溶けるときに熱を吸収するので清涼感があります。

このようにそれぞれ特徴があるので代用甘味料が入っていれば大丈夫というわけではありません。
まだまだありますので次回ほかの代用甘味料を解説したいと思います。
2019年03月29日