お口のQ and A

Q1 : 先日歯がひどく傷んだのですが今は痛くありません。治ったのでしょうか?

歯が痛くなるのも、歯ぐきが痛くなるのも大抵は口の中の悪い菌による感染症です(むし歯も歯周病もです)。
一度痛くなったものは歯科医によって治療を受けなければ治りません。
今一時的に痛みが出ていないだけで自然に治ることはありませんので必ず治療をうけてください。

Q2 : ちゃんと歯を磨いていれば大丈夫ですか?

ちゃんと歯を磨くのことは大前提ですが、しっかり磨いていても必ず歯石はついてきます。
これは細菌の塊ですから放置すると歯周病が進行します。
6か月ごとくらいに定期健診を受けて歯石をとりましょう。
すでに歯周病が進行している人はもう少し短いサイクルで歯石をとりましょう。

Q3 : 痛みがひいたので治療途中で行くのが嫌になってしまったのですが。

歯は何層かからできていますが、治療途中ということはおそらく外側の層が部分的になくなり内側の層が露出していると思われます。
内側の層は大変感染に弱くどんどん細菌を中に通してしまいます。
最悪抜歯をして細菌を除去することになりかねないので早く再治療をうけましょう。

→治療の中断は危険です



Q4 : 歯ぐきが腫れたのですが今は治ってしまいました。大丈夫ですか?

むし歯でも歯周病でも歯ぐきは腫れますが、治療をうけずに自然に治ることはありません。
今は腫れてないだけで進行しますので早く治療をうけてください。

→歯ぐきにできものが


Q5 : どのような人が歯周病になりやすいのですか?

日本人は成人の7割以上が歯周病にかかっていると言われています。
歯周病は歯の汚れで繁殖した歯周病菌が歯ぐきを壊す病気です。
基本的には歯が汚いと進行しやすいです。
歯をしっかり磨いて歯石を定期的にとりましょう。
またタバコは非常に歯周病を進行させるので禁煙がとても大事です。
糖尿病も歯周病を悪化させます。また歯周病も糖尿病を悪化させます。
薬によっては副作用で悪化することもあるのでご相談してください。また体質もあります。

Q6 : デンタルフロスや歯間ブラシは使った方がいいですか?また洗口剤はどうでしょう?

デンタルフロスか歯間ブラシは使うべきです。
これは歯ブラシで取れない汚れをとってくれます。
使うことにより歯ぐきが下がったりすることはありませんから大丈夫です。
あまり力をいれ過ぎてはいけませんが。
また洗口剤はあくまでも歯磨きの補助です。
これだけ使って口をゆすぐだけでいいというものではありません。

Q8 : すぐむし歯ができるのですが。

ちゃんと磨けているでしょうか?時間と汚れの落ち具合はある程度比例します。
1~2分ぐらいではまったく汚れは落ちません。
まただらだらおやつを食べていると常に歯が厳しい環境にさらされるます。
むし歯ができやすいです。
時間を決めましょう。
また食生活の内容も見直しましょう。

Q8 : むし歯の予防処置はあるのですか

まずはフッ素を有効利用しましょう。
また個別の歯ではシーラントがとても有効です。

Q7 : フッ素って何ですか?

フッ素が歯に接することによりむし歯で穴があきにくくなります。
常識の範囲内で使う分には副作用や中毒はありません。
むし歯にはなりにくくなるのでとくにむし歯ができやすい小さいお子さんには有効です。
歯科医院でフッ素を塗り、自宅でもフッ素入りの歯磨きを使いましょう。

Q9: 歯がないところがそのままになっているのですが。

基本的には歯を失ったら人工の歯を入れるべきです。
失った歯があると周りの歯並びがずれてきます。
またたくさんの歯がないと残った歯の周りの歯ぐきに負担がかかりすぎます。

Q10: 一度治したところはもう痛くならないのですか?

痛くなる可能性はあります。
銀歯の下がむし歯になったり歯ぐきの中の歯の根の部分が痛んでくることもあります。
特に神経をとってある歯はいろいろトラブルがおきやすいです。

Q11: 子供が歯をぶつけて折れてしまった、抜けてしまったのですが。

乳歯の生え変わりで時期的に抜ける乳歯なら問題はありません。
大人の歯の場合抜けた歯をもって早めに歯科医院に行きましょう。
抜けた歯は乾燥させないようにしましょう。
学校によっては脱落歯牙の保存液がある所もあります。
なければ牛乳または自分の口の中で唾液で乾燥させないようにしましょう。

Q12: どんな歯ブラシがいいですか?

その人の磨き方や磨く時間によってお勧めの歯ブラシは変わってきます。
ただQ6にもあるようにフロスや歯間ブラシは必ず使ったほうがいいです。
また電動歯ブラシもいいものがたくさん市販されてます。
詳しいことはご相談下さい。

Q13:口の中にもがんはできるのですか?

口腔がんといわれ口の中にもがんはできます。早期発見では治癒率は良好です。不安なことがありましたら相談してください

→お口の中にもがんはできます

→口腔がん こんな時は注意です その1

→口腔がん こんな時は注意です その2

→口腔がん こんな人がなりやすいです

Q14:タバコは口にも悪いですか?

タバコは呼吸器に悪いことは広く知られていますが口にもとても悪いです。
むし歯、歯周病、またがんのリスクも上がります。
出来るだけ早く禁煙しましょう。

→禁煙のすすめ その1

→禁煙のすすめ その2