歯周病はなぜ怖い?2

 歯周病は何度も書いていますがプラーク(食べかす)と歯石の中にいる細菌の毒素が引き起こすものです。
一度用語の説明をしてみたいと思います。

最初は歯ぐきだけが腫れる「歯肉炎」。
さらに症状が進むとセメント質(歯の根の部分)、歯根膜(歯との骨の間の膜)、歯槽骨(歯ぐきの中の骨)が破壊されて「歯周炎」となります。

歯周病はこの「歯肉炎」と「歯周炎」のことを指します。
「歯肉炎」がすすむと「歯周炎」となりステージの違いを意味します。
「歯肉炎」だと病気の早いステージなので歯磨きをしっかりしていると炎症はなくなっていきます、ダメージもありません。
しかし「歯周炎」となるともっと深部であるセメント質、歯根膜、歯槽骨にダメージをうけ、もう元に戻ることがありません。

これが怖いのです。
2018年07月24日