歯が溶けやすい飲み物、溶けにくい飲み物~大人~

歯が溶けやすい飲み物、溶けにくい飲み物を紹介してきましたが今回はアルコール編です。
やはりPH(PHが低いほど酸性が強く歯の表面ののエナメル質が溶けていきます)から考えていきます。
アルコールは口の消毒にもなるんじゃないの?なんて考える方もいらっしゃいますがそんなことは全くありません。
アルコールで殺菌は無理なので注意してください。
アルコール類は全体的にPHが低いです。
(PHが5.4より低いとエナメル質が溶け始めます)
原料の性質もありますが製造過程で乳酸やクエン酸、酢酸などの有機酸が産出されるのが影響されていると思います。
特にレモンチューハイと梅酒はPHが低く、これは原料のレモンや梅が影響しています。
お酒は飲み始めるとつい時間を忘れて飲んでしまうものです。
しかしこれは唾液の中和能力を超えてしまいむし歯の原因となるので注意しましょう。

→唾液の働き

→唾液の働き2

→唾液の働き3

→唾液の働き4


さらに寝ている間は唾液の量が少なくなります。
レモンチューハイ飲んでそのまま寝るというのは歯にダメージが加わりますので歯は磨いてから寝ましょう。

PH5.4より低いものは注意を。

日本酒 PH 4~5 
缶ビール PH 4.3 
ワイン PH 3~4 
チューハイレモン PH 2.9 
梅酒 PH 2.9
2017年09月30日